ヘアサイクルについて

髪の毛のサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つに分けられます。

髪の毛は頭皮にある毛母細胞で作られ、通常、1本の髪の毛を作るのに2〜5年かかります。これが「成長期」に当たります。

その後、毛母細胞が衰え、その毛母細胞から作られる髪の毛が減ります。これが「退行期」です。退行期は2週間ほど続き、その後、「休止期」に入り、毛母細胞の活動が完全に停止します。

休止期に入ってから、約3ヶ月ほどで髪の毛は抜け落ちます。また、休止期の状態にある髪は、ブラッシングやシャンプーなどのちょっとした刺激でも抜け落ちます。

活動を休止した毛母細胞は、その後しばらく経つとまた活動を再開し、髪の毛を作り始めます。

そのため、健康な髪でもある程度の抜け毛があるのは当然のことで、抜け毛が1日に100本程度であるならば特に心配する必要はありません。


抜け毛が起こるしくみ

日本人の髪の毛の本数は、約10万本です。
髪の毛の約1割は休止期の状態にあり、健康な髪でも寿命が来ると自然に抜けます。通常、1日に50本〜100本程度は抜け、また1日に50本〜100本新たな髪が生えます。

つまり、髪の毛は少しずつ生え変わっており、全体の本数は一定数を保っているのです。

しかし、生活習慣の乱れ、喫煙やストレス、過度なダイエット、遺伝、ホルモンバランスなどの原因により、新しく生えてくる髪より抜け毛の本数が多くなると、薄毛や脱毛症になってしまいます。


治療が必要な抜け毛

髪の毛には寿命があり、寿命を迎えた髪は自然に抜ける仕組みになっているので、髪が抜けるからといって神経質になる必要はありません。

しかし、髪の毛が抜ける量が極端に多くなる脱毛症の場合、積極的な治療が必要なものもあります。

髪の毛が部分的にまとまって抜けてしまう円形脱毛症、薬の副作用で起こる薬剤性脱毛症、頭皮のかぶれに続いて起こる続発性脱毛症の場合、皮膚科医による治療が必要です。

一方、加齢により自然に髪が少なくなる老人性粗毛症、男性ホルモンによって起こる青壮年型脱毛症の場合、特に治療は必要ありません。